第6章(20210307)
おはようございます、高梨弥生です。


3月7日の日曜日は「みずがきひろみの心理学サロン・第6章」にゲストカウンセラーで参加させていただきました。
ご一緒下さったみなさま、ありがとうございました。


第6章のテーマは「オープンハートで生きる~もう一度夢を描くために~」でした。


オープンハート。素敵な響きです。軽やかでハッピー。


オープンだと、ココロと外の世界は、出入り自由でしょうね。
好奇心のままにフットワーク軽く動けるし
誰かがあなたのココロに触れに訪ねて来るかもしれない。
生き生きと楽しそうな世界なんだろうなと思います。


でも私たちは、子供時代に育ってきた中で、大人になって日々生きて来た中で
大きく傷つく「ハートブレイク」を体験すると
ハート全開でなんていられなくなってしまいます。


無防備にしていたら傷つくからと、バタンとドアを閉めたくなってしまったかも。
閉めた上からさらにかんぬきを掛けて、南京錠まで掛けたかも。


今回のサロンに参加するにあたって
私自身の「私のハートブレイク、どん底って、いつ?」と振り返ってみたのですが
たくさんありました ^^;
親との関係のどんぞこ、健康面のどんぞこ、社会的などんぞこ、子供の時の一番のどんぞこ、エトセトラ…。
その度に、南京錠を足して、足して
ジャラジャラにカギをかけて閉ざしてきたな~と思います。


どん底、と感じるような体験をしたとき、私たちは深く傷つきます。
救いがない、誰も味方してくれない、と思います。


たくさんのエトセトラの中で一つ取り上げると
禁止の多かった子供時代、ガールスカウトに入ることを初めて親がOKしてくれて
定員に空きがなくて2年待って入団したのですが
さらに2年後、中学受験のために団をやめて塾に行くようにと言われたときのことです。


やっと入ることができた団をやめてまで土曜日の塾に行かなくても
勉強は他の曜日でもいいでしょう、と父に掛け合おうとしたのです。


父は私に直接話しかけることはなく、私に指示を伝えるのはいつも母だったのですが
「私がお父さんに怒られるから、言う事きいて」
母にそう言われて、私は何も言えず、ガールスカウトを諦めたのでした。


やらせてもらえたと感謝すらしていたのに、一方的に取り上げられたと感じて
しかも、母が父に怒られないためにという理由がアタマに来た私は
「どうせ望むだけムダ」
「喜んでいた私、バカみたい」
という思いを強く持ちました。


その後私は、斜めに構えてかわいげのない10代を送ったのですが(笑)
ずっとずっと後で、家族集まったときに過去の恨み節のぶっちゃけ話で、このことに触れました。


ソコソコ気持ちに折り合いもついているので、半分笑い話として言ったのですが
母が怒られるって言うから、のくだりを聞いて
驚いたことに長兄がこんなことを言ったのです。


「そうなんだ、優しいね」


そう言ったのは定年間近になったオッサンの兄で
当時の大学生の兄は、私がガールスカウトに行っていたことすら知っていたかどうか
そんな理解の言葉をかけてくれるはずもなかったのですが
もしも、もしも、もしも
事情の分かる人が、あの当時の私を見ていたら
「お母さんが困らないように、自分の気持ちを引っ込めたんだね、優しいね」
そう思ってくれる人がいたかもしれない、と思うと
何十年もの時間を飛び越えて、あの時の私が救われたような気がしました。


それに兄はやりたいことをやってきた人だから
もし、あの当時兄に聞いてもらうことができていたら
私を応援してくれていたかもしれない、とも思うのです。


「私に自由は許されない」
「どうせ横やりが入る」
「夢は叶わない」
ガッカリして傷ついて
当時はそう思わざるを得なかったのですが
「なんだー、そうじゃない考え方をしても良かったんだ」
と、ちょっと悔しいような、どうしてくれるのよ今さら、っていう感じと共に
「優しい?優しい?優しい?優しかったの?私」
と、ちょっとずつ沁み込んできて、むずがゆくなりました。


もう一度夢を持ってみてもいいのかもしれません。


傷ついたあまり「どうせ…」と思ってしまった砕けたハートのカケラは
今の私たちは、もう一度なおすことができるのだと思います。


一人でなおすのが難しければ、私が兄からもらったように
人の力、仲間の力をもらってなおすことができるはずです。


サロンにご参加下さったみなさま
勇気をもって分かち合って下さったこと
仲間の参加者さまたちに、温かい言葉をかけて下さったこと
本当にありがとうございました。


一人で越えられない所も、こうやって手を取り合うことで、越えて行けるのだと思います。

サロンはあと4回。
次回は4月4日、エディプス・エレクトラコンプレックスがテーマです。
私もまたゲスト参加させていただきます。
「また」の方も「初めて」の方も、ご参加お待ちしていますね。




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